DeepSeekは実験的モデル「DeepSeek-V3.2-Exp」を公開した。前世代のV3.1-Terminusを基盤に、新たにスパース注意機構「DeepSeek Sparse Attention(DSA)」を導入。これにより長文入力での訓練・推論効率を大幅に向上させつつ、性能を維持している。公開ベンチマークではV3.1と同等の精度が確認された。
HuggingFaceとModelScopeでモデルがオープンソース公開され、研究に必要なTileLang版とCUDA版の算子も提供された。APIの価格も従来比で50%以上引き下げられ、開発者の利用コストが大幅に低減。公式アプリやウェブ版もすでにV3.2-Expに更新されている。
ユーザーによる実使用環境での検証を促すため、V3.1-TerminusのAPIも2025年10月15日まで限定提供され、同価格で比較テストが可能。DeepSeekはコミュニティからのフィードバックを広く募り、今後の改善に反映させる方針を示している。