AI動画生成サービスPixVerseが、待望の中国本土向けサービス「拍我AI」を正式リリースした。2024年1月のPixVerse V1公開以来、500日近くにわたって多くのユーザーが本土版を待ち望んでいた。今回の公開では、最新版であるV4.5モデルを搭載し、Web版・モバイルアプリ版・APIプラットフォームを同時に展開。
一般ユーザー向けには、テンプレート機能によって写真1枚から短時間で高品質な動画を生成できる手軽さが支持されている。SNS映えする「AI Baby」や「大筋肉」テンプレートなどが海外で爆発的に流行し、ブラジルや中東諸国では数百万回の再生実績やテレビ局の紹介も話題になった。
法人向けには、「拍我AI開放平台(オープンプラットフォーム)」を通じ、マーケティング動画、EC素材、私域運営用コンテンツの生成などを高速化。すでに百度智能雲や科大訊飛との提携を進めており、動画制作コストと時間を大幅に削減するソリューションとして注目されている。
正式名称「拍我AI」は、英語名「PixVerse」の発音に慣れていない中国ユーザーを考慮して命名された。一般ユーザーにとっても親しみやすく、モバイルアプリは各種ストアで「拍我AI」と検索することで入手可能。これによりPixVerseは、プロ向けと一般向けの両立を実現し、SoraやRunwayなどとの競争において独自の立ち位置を築こうとしている。