DeepSeekが「R1-0528」と呼ばれる新モデルを小規模アップデートとしてひっそりと公開した。従来の「V3-0324」モデルを基にさらなる進化を遂げ、Claude 4やGemini 2.5 proと肩を並べる推理・生成性能を誇る。
一文のプロンプトで、世界時計のWebパネル、ファミコン風のスネークゲーム、動的な星空アニメーション、企業プレゼン資料、音楽ビジュアライザーなどを即座に生成。UIの完成度やアニメーションの滑らかさ、コードの実用性など、あらゆる面で従来モデルを超えている。
特に驚くべきはその応答速度で、複雑なリクエストにも20秒以内で反応。生成されたコードはそのまま使用可能な水準で、教育・ビジネス・エンタメ分野への応用も視野に入る完成度となっている。
通常であれば、大手モデルと同様に“次世代”としてリブランドされてもおかしくない性能を持ちながら、DeepSeekは「小バージョン」として控えめな通知で済ませている。この姿勢もまた、DeepSeekらしいと評価されている。