VASTは「Tripo Doodle(TripoSG Scribble)」をオープンソースで公開した。このツールは、2Dスケッチとテキストプロンプトをリアルタイムで3Dモデルへと変換することができ、SIGGRAPH Asia 2024で披露された。TripoSGを基盤とし、多モーダル入力に対応した構成で、創作の手間を大幅に軽減する。
TripoSGは画像から高精度3D形状を生成するモデルで、VAEと符号付き距離関数(SDF)に基づいた構造を持つ。Tripo Doodleはその上に、スケッチとテキストという2つの入力モードを融合し、構造と意味の両方を同時に制御する。
さらに、蒸留による高速化により、即時生成・編集が可能。ユーザーは「トマトモンスター」などを30秒以内に作成でき、直感的かつ楽しい3D創作体験が実現されている。
VASTはこれらの技術をすべてオープンソースとして提供し、研究者・開発者・クリエイターとの共創による3D生成AIの未来を切り拓こうとしている。