DeepSeek創業者・梁文鋒、タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に選出/テンセントとHorizon Roboticsが最新AI技術を発表

出典:https://mp.weixin.qq.com/s/7WGq3wi3VHFtsbG1iEJo4Q

概要ポイント
  • DeepSeek創業者・梁文鋒(Liang Wenfeng)がタイム誌「2025年世界で最も影響力のある100人」に選出
  • DeepSeekの生成AIは、少量のNVIDIAチップでChatGPT級の性能を実現
  • テンセントの大規模モデル知識エンジンがMCPと接続開始
  • Horizon Robotics(地平線)が処理性能560TOPSのL2都市型自動運転支援システム「HSD」を発表
本文

米タイム誌は2025年版の「世界で最も影響力のある100人(TIME100)」を発表し、中国の生成AIスタートアップDeepSeekを率いる創業者・梁文鋒(Liang Wenfeng)が選出された。彼が開発した生成AIは、ChatGPTに匹敵する性能を持ちながら、NVIDIAの高性能チップを最小限に使用した効率的な設計が特徴。2025年1月にモデルを発表し、翌2月には米国App Storeの無料アプリランキングでChatGPTを抜いて1位を獲得した。広東省の農村出身で、浙江大学で学んだ背景も含め、急成長する中国AI業界の象徴的存在と評価された。


一方、テンセントは2025年のデジタルエコシステム会議で、自社の大規模モデル知識エンジンがMCP(Model Customization Platform)との連携を開始したと発表。ユーザーはEdgeOne PagesやFigma、Fetchといった各種プラグインを呼び出して利用でき、アプリ開発や情報取得の効率化が期待される。


また、Horizon Robotics(地平線)は年次製品発表会にて、新型のL2都市部自動運転支援システム「HSD」を公開した。国産AIチップ「征程J6P」を搭載し、1チップで最大560TOPS(毎秒560兆回の処理能力)を実現。エンドツーエンドの一体型技術アーキテクチャを採用し、ハードウェアの差し替えやソフトウェアの更新が柔軟に行える「Horizon Cell」設計を導入。HSDは普及版から高性能版まで3種類を展開し、幅広いニーズに対応する都市型自動運転ソリューションとして注目されている。