中国のAI開発プラットフォーム「Coze」が大幅に刷新され、AI Agent開発を核とした次世代型プラットフォームへと進化した。新生「Coze開発プラットフォーム」は、開発から運用、最適化までを一気通貫で支援する一体型環境を提供し、すでに数百万の開発者と1万社以上の企業が利用している。
新たに追加された「Coze羅盤」は、AI Agentの全ライフサイクルに対応した運用・効果最適化ツールである。Promptのバージョン管理やデバッグ機能、リアルタイムの異常検知、全体のパフォーマンス測定機能を備え、企業の複雑な業務におけるAI活用を支える。
さらに、Go言語で構築されたオープンソース開発フレームワーク「Eino」も発表された。Einoは、AI Agent開発に必要な原子コンポーネントや拡張可能な編成機能を多数提供し、直感的なビジュアルツールを用いたワークフロー構築を可能にする。ストリーム処理や型検査、並列処理といった高度なニーズにも柔軟に対応できる。
料金体系も刷新され、個人ユーザー向けの無料プランから、開発チームや企業に特化した上位プランまで、目的に応じた選択肢を提供。リソースの拡張、安全性、カスタマーサポートなどが段階的に強化される設計となっている。
また、2025年4月19日には上海で「Cozeオープンデイ・企業専場」が開催予定であり、AI技術のビジネス応用に関心を持つ企業関係者に向けた交流・発表の場が用意されている。新機能に合わせたキャンペーンや抽選企画も展開されており、コミュニティ拡大に向けた動きも活発だ。