DeepSeekがV3モデルをアップデート:Claude 3.7級のフロントエンド開発能力とMITライセンス適用へ

出典:https://mp.weixin.qq.com/s/9gkU1G0MrF9L0TFXX4Rldw

概要ポイント
  • V3モデルが小規模アップデートされ、フロントエンド開発能力が大幅向上。
  • Claude 3.7と比較しても遜色ないコード生成力を示した。
  • Web構築タスクではClaudeとの性能差が縮小。
  • 多輪対話における文脈理解能力も改善。
  • MITライセンスの採用で商用利用がより自由に。
本文

DeepSeek開発チームは、2024年3月24日夜にV3モデルの小規模アップデートを発表した。V4やR2ではなく、既存のV3に対する改良版であり、パラメータ数6850億のモデルがすでにオープンソースサイト上で公開されている。初代V3は「Claude 3.5級の性能でコスト1/10以下」として注目されたが、今回のアップデートでは新たに構築された32基のGPUクラスタ上での後処理を通じて、より高精度な生成が可能となった。


特に顕著な進化として、多くのユーザーがフロントエンド開発タスクにおいて、生成されたHTML/CSS/JavaScriptコードの質の高さを挙げている。Claude 3.7と並べて比較した際にも、新V3の出力内容は専門レベルに達しており、両者の性能差はほぼ解消された。複雑なアニメーション付きの天気カード作成タスクなどにおいても、V3は高精度かつ視覚的に優れたコードを生成した。


また、長文の対話におけるコンテキスト保持能力も改善されており、複数ターンにわたる自然な応答が可能になった点も強化ポイントの一つとなっている。


さらに、今回のアップデートではライセンス面でも大きな変更があった。V3は従来の制限付きライセンスからMITライセンスへ移行しており、これにより商用プロジェクトとの統合や再配布が自由となる。これはオープンソース開発者やスタートアップ企業にとって極めて重要な変化といえる。


DeepSeekは依然として次期モデルであるV4やR2のリリース日程については明らかにしていないが、今回のアップデート内容を踏まえると、次なる進化の登場も遠くはないと予想される。