海外スタートアップや中国の重点大学がQwen(通義千問)を導入、日本では日本語専用モデルの活用進む

出典:https://mp.weixin.qq.com/s/1g8UNcp1hfQVf0a4tIyQpg

概要ポイント
  • イギリスのOxValue.AIがQwenを使って企業価値評価を提供。
  • シンガポールのAtlasがQwenベースのAIチャットボットを24時間運用。
  • 東京大学発のLightblueとAxcxeptが日本語専用モデルを開発。
  • 中国の重点大学がQWQ-32Bを教育・研究現場に導入。
  • Qwenシリーズは200種以上のモデルを公開、派生モデルは10万超。
本文

アリババの大規模言語モデル基盤Qwen(通義千問)は、海外スタートアップ企業や中国国内の有力大学において導入が進んでいる。イギリスのオックスフォード大学発スタートアップOxValue.AIは、Qwenの多モーダル処理能力を活用し、企業の資金調達や研究開発、運営に関する大量のテキスト・音声データを分析。これにより、企業ごとにカスタマイズされた価値評価サービスを提供している。


シンガポールの旅行業向けB2Bテック企業Atlasは、Qwenと百炼プラットフォームを基盤としたAIチャットボットを開発。24時間365日の自動対応を実現し、国際的なタイムゾーンをまたぐ顧客対応の効率化を図っている。


日本では、東京大学発のスタートアップLightblueとAI応用企業Axcxeptが、Qwenを基に日本語専用モデルの構築を進めている。なかでもAxcxeptが開発した「EZo」は、Qwen-2.5をベースとした日本語モデルで、日本国内の医療機関や公共サービス分野において既に実運用されている。


一方、中国国内では、政府の重点支援を受ける大学群、いわゆる「985工程」や「211工程」に指定された大学──東南大学、天津大学、山東大学、中国地質大学(武漢)など──が、Qwenシリーズの最新大規模モデルQWQ-32Bを導入。長文処理、動的推論、ツール連携といった機能を活かし、実験シミュレーションやデータ解析、学術研究といった多様な教育・研究現場での応用が進められている。


Qwenシリーズは、言語モデル「通義千問」や画像生成モデル「通義万相」など200種以上をオープンソース化しており、モデルサイズは0.5Bから110Bまで幅広い。派生モデルの数は10万を超え、世界最大規模のオープンソース大規模言語モデル群として注目を集めている。