2024年9月、Larkの「字段捷径(ショートカットフィールド)」機能に導入されたKimi読み取りアシスタントは、学術や法律分野など多様な場面で業務支援に活用されてきた。2025年3月には画像認識機能も加わり、視覚情報の分析も可能になった。そして今回、Moonshot AIによる開発で、Kimiの機能が人事業務へと拡張され、「Kimi採用アシスタント」がリリースされた。
このツールは、履歴書の内容を自動で読み取り、職務要件とのマッチングを行い、さらに面接に関する具体的なアドバイスまで一括で生成するHR支援機能を持つ。Larkの多次元表上で動作し、HR担当者が求職者の情報とポジションの要件を入力するだけで、Kimiが要点を抽出・整理し、優先順位づけまで行ってくれる。
導入はLarkのPCまたはWebクライアントから始められ、多次元表を作成し、フィールドショートカットセンターで「Kimi採用アシスタント」を選択する。職務記述書(JD)と履歴書はセルに引用形式で入力し、結果は自動で複数列に出力される。必要に応じて不要な列を非表示にすることも可能。
カスタマイズにも対応しており、企業独自の採用基準や業種に応じてプロンプト(指示文)を自由に編集できる。Moonshot AIのAPIキーと連携することで、より高度な活用も可能となり、柔軟な設計が特徴だ。
今後の開発計画では、情報抽出の精度向上、JDの自動生成、候補者評価モデルの自動構築といった機能が予定されている。また、製造業やサービス業など多様な業種に対応する「垂直型アシスタント」も順次展開される見込みで、Larkは業務支援の総合プラットフォームとしての存在感を強めつつある。
Moonshot AIはユーザーのフィードバックと技術革新を重視し、使いやすいインターフェースや直感的な操作性の向上にも注力している。Kimi採用アシスタントは、単なる補助ツールにとどまらず、HR業務の中核を担う存在へと進化していくことが期待される。