滴滴自動運転(DiDi Autonomous Driving)、評価額50億ドル(約3630億円)に到達

出典:https://mp.weixin.qq.com/s/ENzAPMSpk_wo06y0SumArA

概要ポイント
  • 滴滴自動運転(DiDi Autonomous Driving)、評価額50億ドル(約3630億円)を目指し新たな資金調達を実施中。
  • 累計15.5億ドル(約1126億円)以上の資金を調達済み。
  • 北京、広州、上海で200台の自動運転車両を運用中。
  • 今年中に初のRobotaxi量産車を投入予定。
本文

滴滴自動運転(DiDi Autonomous Driving)が新たな資金調達を進め、評価額が50億ドル(約3630億円)に達する見込みだ。これまでに累計15.5億ドル(約1126億円)以上の資金を調達しており、今回の新たな資金調達は自動運転技術の開発とRobotaxiの量産化を加速させることを目的としている。


2019年に滴滴(DiDi)から独立した自動運転部門は、北京、広州、上海で200台の自動運転車両を運用し、1600日以上の運用実績を持つ。今年中には、広汽埃安との協力で開発されたL4レベルの無人車両を量産し、市場投入を予定している。


この車両は、広汽埃安のAEP3.0純電プラットフォームと星霊電子電気アーキテクチャ、そして滴滴(DiDi)の全スタック自動運転技術を融合させたもの。完全自動運転を実現するために、多層的な安全システムや高精度なセンサー技術を採用している。


さらに、滴滴(DiDi)は無人化スマート運営システム「慧桔港」を構築し、7×24時間の自動運転車両の運用を実現。車両の自動出庫、乗客のピックアップ、帰庫、さらにはAGVロボットによる給油、充電、メンテナンス、洗車などを自動化し、90%の自動化率を達成している。


現在、Robotaxi市場では、文遠知行や小馬智行などの競合も量産化と商業運用を進めており、激しい競争が予想される。滴滴自動運転(DiDi Autonomous Driving)は、技術と運用の両面での強みを活かし、市場での地位を強化しようとしている。


【関連リンク】
DiDi公式サイト:https://www.didiglobal.com