ByteDance(字節跳動)は、約3120億ドルの評価額で米国社員の株式を買い戻す計画を発表した。これは、1株あたり約189.90ドルに相当し、6カ月前の提案価格181ドルから上昇している。特に、同社のAI戦略や製品の潜在力が注目されており、外部投資家は評価額を4000億ドル以上に引き上げている。例えば、ソフトバンクグループのビジョン・ファンドは昨年12月にByteDanceの評価額を4000億ドル以上に引き上げた。また、投資大手のフィデリティ・インベストメンツやT.ロウ・プライスも、それぞれ4100億ドルおよび4500億ドル以上の評価額を付けている。
ただし、TikTokは米国で閉鎖のリスクが依然として存在し、ソフトバンクは米国事業の評価をゼロと見積もっている。一方で、ByteDanceのチャットボット「豆包」は7500万人の月間アクティブユーザーを持ち、中国で最も知られるAIチャットボットの一つとなっている。