栄耀(Honor)とアリババ(Alibaba)、AI分野で協力:QwenやWanなどのモデルをYOYOスマートアシスタントに統合

出典:https://www.ithome.com/0/834/324.htm

概要ポイント
  • 栄耀とアリババがAI分野で協力を開始。
  • QwenやWanなどのモデルをYOYOスマートアシスタントに統合。
  • ユーザーはMagic7シリーズのスマートフォンでこれらのAI機能を体験可能。
  • YOYOはDeepSeek-R1のフルバージョンを導入し、「深度思考」モードをサポート。
  • YOYOはMagicOS 9.0で導入され、多数の機能を提供。
本文

栄耀(Honor)とアリババ(Alibaba)はAI分野での提携を発表し、Qwen(千問)やWan(万相)などの言語、視覚理解、画像生成モデルを栄耀のYOYOスマートアシスタントに統合した。これにより、ユーザーはMagic7シリーズのスマートフォンなどのデバイスでこれらの高度なAI機能を利用できる。さらに、YOYOアシスタントは2月19日にDeepSeek-R1のフルバージョンを導入し、「深度思考」モードをサポートしている。このモードを有効にすると、YOYOは具体的な思考プロセスを表示し、回答取得速度は遅くなるが、より正確でタイムリーな回答を提供する。


YOYOはMagicOS 9.0で導入され、600の要求意図理解、950の個人習慣記憶、270の複雑なタスク計画、900のタスク自動実行を実現し、サードパーティアプリとも互換性がある。また、YOYOはユーザーが特定の人物にWeChat音声通話を自動でかけたり、WeChatやAlipayの自動更新サービスを見つけてリストアップし、ユーザーに自動更新のキャンセルが必要かどうかを確認することも可能だ。


MagicOS 9.0では、ユーザーは下部のナビゲーションバーを長押しすることでYOYOを起動でき、栄耀は複数のアプリと協力してYOYOスマートアシスタントの自動操作サービスを提供している。今回のアリババとの提携により、YOYOのAI機能はさらに強化され、ユーザーの利便性向上が期待される。


栄耀(Honor)とは?:
中国のスマートフォンメーカーで、もともとはHuawei(ファーウェイ)のサブブランドとして設立されたが、2020年に独立。現在は独自の技術開発を進め、AI機能を強化したスマートフォンやスマートデバイスを展開している。


YOYOとは?:
栄耀のAIスマートアシスタントで、音声操作やタスク管理、ユーザーの行動学習などの機能を提供。MagicOS 9.0では、さらに高度なAI機能を備え、サードパーティアプリとの連携も可能になった。