中国の著名映画監督・陸川が、Viduや今日AI芸術センターと共同で「幻想の門」AI短編映画募集プロジェクトを発表した。このプロジェクトは、現実世界の枠を超えた幻想的な物語をAI技術で表現することを目的としており、1~2分のAI短編作品を広く募集する。作品はViduを主要ツールとして制作し、AI生成コンテンツが70%以上を占めることが条件とされる。
本企画の募集期間は2025年2月12日から3月9日まで。入賞作品は3月31日に発表され、審査は陸川監督を含む委員会によって行われる。審査基準にはテーマ適合性、オリジナリティ、芸術性、想像力、ストーリー構成が含まれる。優秀賞に選ばれた3作品には、Lenovo AIPCノートPC、Viduプロ版1年利用権が贈られ、さらに陸川監督主導のAI短編映画集開発計画に参加できる機会が提供される。
応募作品の著作権は制作者に帰属するが、主催者は映画祭やプロモーションでの使用権を有する。また、受賞作品はAI短編映画集としてまとめられ、選考後に商業展開が検討される。ViduはAI映画制作の新たな可能性を切り開くプラットフォームとして、創造力豊かな作品の誕生を期待している。
<陸川(ルー・チュアン)— 中国の著名映画監督>
生年月日:1971年2月8日。
出身地:中国・新疆ウイグル自治区。
学歴:北京電影学院卒業。
主な経歴:
- 中国を代表する映画監督・脚本家・プロデューサーの一人。
- 2002年に長編デビュー作 「尋槍(Missing Gun)」 を発表し、高い評価を受ける。
- 2004年の 「可可西里(ココシリ)」 で、東京国際映画祭最優秀作品賞(グランプリ)を受賞。
- 2009年の戦争映画 「南京!南京!(City of Life and Death)」 は、南京事件を描き、国内外で大きな話題を呼ぶ。
- 2012年の 「王的盛宴(The Last Supper)」 や、2015年の 「九層妖塔(Chronicles of the Ghostly Tribe)」 など、歴史・ファンタジー作品にも挑戦。
- 2018年には、中国初のパンダをテーマにしたドキュメンタリー映画 「生門(Born in China)」 をディズニーと共同制作。
特徴・評価:
- 社会的テーマを扱うリアリズム作品から、エンターテイメント性の高いファンタジーまで幅広く手掛ける。
- 美しい映像表現と緻密なストーリーテリングに定評がある。
- AI技術や最新映像技術にも関心を持ち、映画制作の革新に取り組んでいる。