昆侖万維の「天工AI」、DeepSeek R1のネット検索機能を正式リリース

出典:https://mp.weixin.qq.com/s/mFdTTwDwkpUNHtU08nJ0Dw

概要ポイント
  • DeepSeek R1のネット検索機能が正式に実装され、最新情報の取得が可能に。
  • 安定性向上により、R1モデルのサーバーエラーやクラッシュが軽減。
  • 学術・金融データの検索強化で、2億本の論文や財務データを活用可能。
  • 「深度思考 R1」モードで、リアルタイム情報を活用した高度な分析が実現。
  • PC版が先行リリースされ、モバイル版は今後提供予定。
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2025年2月8日、昆侖万維は同社のAIプラットフォーム「天工AI」のPC版で、新たに「DeepSeek R1 + ネット検索」機能を正式にリリースした。このアップデートにより、従来DeepSeek R1が抱えていたネットワーク検索の不安定性が解消され、最新情報を取得できるようになった。特に、R1モデルのサーバー負荷によるエラーが減少し、安定したAI体験が提供される。

「天工AI」は、金融や学術研究分野における検索機能の強化にも注力。2024年10月からすでに、2億本以上の英文論文や権威ある金融データを統合し、高度な検索システムを構築していた。今回のアップデートにより、DeepSeek R1モデルを活用したリアルタイム検索が可能となり、学術論文の引用や財務分析の正確性が向上した。

新機能の実用例として、最新映画『哪吒2』の興行収入を予測する際、DeepSeek R1はネット検索を活用し、2月7日時点での最新データを基に正確な分析を行った。また、金融投資に関する質問に対しては、最新の財務データと市場分析を参照し、信頼性の高い予測を提示した。

現在、「天工AI」のPC版では、「深度思考 R1」モードを有効化するだけで、ネット検索を活用した高度なAI回答を得られる。さらに「高度検索モード」との併用により、金融・学術分野の詳細な情報分析が可能になる。今回のアップデートにより、「天工AI」はAI業界におけるリーディングポジションをさらに強化し、より実用的なAI検索ツールとして進化を遂げた。

PC版の利用は公式サイト(https://www.tiangong.cn)で可能であり、モバイル版やアプリのアップデートも今後予定されている。