Meizu(魅族)は新製品発表会で、AI搭載スマートグラス「StarV Snap」を公開した。価格は1999元(約4.5万円)からで、フレーム重量は39gと軽量に設計されている。本製品は12言語の同時通訳、AIによる物体認識、音声録音の文字起こし、さらにはアリペイ(支付宝)を通じた直接決済まで可能とし、日常生活での利便性を強調した。
映像機能では1200万画素カメラを搭載し、109度の超広角視野で720P長時間録画や1080P動画撮影に対応。EIS防振や水平補正、モーションブラー修復といったアルゴリズムにより、スポーツシーンでも安定した映像を記録できる。さらにLive写真機能やフィルム調フィルターを用意し、SNS向けの映像・写真制作需要に応える。
また、眼鏡の使用体験を高めるためにRing2との連携操作を可能にし、タッチや専用AIボタンで即座に命令を出せる仕組みも導入した。プライバシー面では撮影時に通知ランプを点灯させ、意図しない盗撮を防止する仕組みも備える。
同イベントではスマートフォン「Meizu 22」と車載システム「Flyme Auto 2」も発表され、モバイルから車、眼鏡までを繋ぐエコシステム戦略が明確に示された。Meizu(魅族)は「StarV Snap」を通じて、若年層を中心にAIを生活に浸透させる狙いを持つとみられる。